分かりやすい翻訳を目指す
翻訳家や翻訳会社の在り方と言うものは、分かりやすい翻訳を目指す事ではないでしょうか。
大阪弁を標準語に直す訳ではなく、違う国の言語を日本語に直すので、莫大な手間がかかるのは分かりますが、表現すべき事などを、省いてしまうと読者にとっては、意味を読み取れなくなってしまう恐れもあるのです。
例えば、「トムは道で石につまづいてしまい川に落ちてしまった」と言う翻訳表現をされてしまうと、読者側からすると、どの様な情景なのか全く想像が出来ないのです。
英語とは日本語ほどに語彙はなく、表現方法も限られてくるので、直訳すると上記の様な文書になってしまうのかもしれませんが、翻訳家としては上記の様な文章ならば、「トムは川縁の荒れた道を歩いていたところ、岩に足を取られ川に落ちてしまった」の様に、どの様な情景でいたのかを説明しなければいけません。
もちろん、ここまで書いていなかったとしても、話しの前後から読み取り、多少誇張した表現方法でも良いので、何よりも読者の目線に立って翻訳するべきではないでしょうか。
ただ淡々とした文書を読んでいるのは大変辛いものですので、専門誌ならばともかく、小説などは多彩な表現方法をとった方が無難と言えると思います。
複数の意味の翻訳
翻訳の際に気をつけなければいけない事として、複数の意味を持つ単語の扱いの事を言えると思います。
例えば、「arms」などが上げられ、この単語には、「腕」と「武器」や「兵器」と言った今があります。(あまり使いませんが、特殊な使い方で紋章と言う意味も持ちます)
この様な複数の意味を持つ単語を翻訳する際は、翻訳家や翻訳会社が、どの様な状況で書いてあるかを読み取って翻訳しなければ、大変な間違いとなってしまう場合があります。
「マイケルは奥の隠し部屋に入り、陳列しているarmsを眺めた」と言う英文があったとすると、「陳列している腕」と「陳列している武器」では、想像する状況もまるで違いますし、しっかり翻訳しなければ、作者の意図から完全に外れてしまい、小説のジャンルが変わってしまう程の間違いになってしまいます。
この様に綴りも一緒でいくつかの意味をもつ単語は沢山存在し、文章だけでは読み取り辛い場合もあると思いますが、それらを翻訳する事が、翻訳家や翻訳会社の仕事なので、なんとか読み取り、正しい翻訳を目指しましょう。